5月17日、スペイン1部・リーガエスパニョーラのバレンシアCFは「クラブの株式の70.4%を売却する交渉が合意に達し、新たな所有者が承認された」と発表した。

バレンシアの株式を取得したのはメリトン・ホールディングス。その長を務めているシンガポール人実業家ピーター・リム氏がオーナーとして今後経営を指揮していくことになる。

ピーター・リム氏は、フォーブズの調べによると24億ドルの資産を持つ大富豪であるとともに、とても熱心なスポーツファンであるという。2010年にリヴァプールの買収にも乗り出していた経験があるものの、その際には失敗している。

近年財政難に見舞われていたバレンシアは3.6億ユーロの負債を抱えており、チームの立て直しが必要な状況。新たなオーナーに求められる最初の仕事は、貸し付け元であるバンキア(スペイン第4位の大銀行)との新たな契約を結ぶことになるという。

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