6月10日、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・シティは「元アイルランド代表MFダミアン・ダフと契約した」と発表した。契約期間は1年間。
ダミアン・ダフは1979年生まれの35歳。2003年にブラックバーンからチェルシーに加入し、アブラモヴィッチ会長就任からの数シーズンを戦った選手の一人として知られる。2006年に退団後はニューカッスル・ユナイテッドとフラムで活躍してきたが、今季所属クラブが降格したために放出されていた。
なお、契約の詳しい条件については明らかにされていないものの、マーキー・プレイヤー(サラリーキャップの給与総額制限に該当しない選手)ではないと報じられており、選手全員で255万ドル(約2億4000万円)という総額制限の中での獲得になる。したがって、それほど高い給与を受け取るわけではないと考えられる。
なお、昨年同クラブ(当時の名称はメルボルン・ハート)に所属したハリー・キューウェルが通常の契約で加入したことで知られているが、彼についても基本給はおよそ5万ドル(およそ480万円)程度だったと言われている。
もちろん、彼の場合はスポンサーとの契約によって収入が確保されていたことも忘れてはならないが。
ヨン・ファント・シップ メルボルン・シティ監督
「来るシーズンに向けて、ダミアンのような品質と経験を持つ選手を手に入れられたことに我々は興奮している。彼がピッチ上でインターナショナルレベルのクオリティを見せてくれると信じているし、若い選手にとっても偉大なプロフェッショナルを手本にできる。
彼のキャリアは全てを語っている。クラブレベルで全てを手に入れてきたし、国際的に偉大な選手だ。プレミアリーグから直接こちらに来たのだから、トップチーム、トッププレイヤーに対して、最高レベルの試合をやってきたということになる。
我々がダミアンと会った時、彼は興奮していた。我々とともに働き、このクラブのプロジェクトの成功を支援するというチャンスにね」