最後に、今大会の展望はどうだろうか。

対戦相手に恵まれた感のあるグループリーグは問題ないだろう。最も強敵のボスニアには昨年末の親善試合で対戦し完勝している。今大会は各国に怪我人が相次いでいるが目立った負傷者もいない。その戦いは決してスペクタクルではなく、世界一に輝くにはGKと守備陣がやや小粒で心許ない印象を残すものの、グループとして見た場合チームの結束力は最高潮。堅実な戦いは安定感が抜群で、近年では最も優勝に近い状態にある。

2009年から4年連続でバロンドールを受賞したメッシ。今シーズンのバルサでの成績は怪我もあり彼にしては物足りない結果に終わったが、26歳という充実した時期に蓄積した疲労が少ない状態で臨めるのはむしろ好条件であるとも言える。近年はピッチ上で嘔吐を繰り返しているがそれも習慣化されたものとのことで悪影響はなく、直前の調子は非常に良い。今大会こそ異次元の能力を世界に示すチャンスだ。

28年ぶり3度目の優勝、そしてマラドーナの幻影を消し去る時がようやく訪れた。

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