現地時間26日に行われたブラジルW杯グループステージ最終節、ロシア戦を先制されながら1-1の引き分けに持ち込み、見事ベスト16入りを果たしたアルジェリア。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のヴァヒド・ハリルホジッチ監督に率いられたチームは、元来のスキルフルなフットボールに統制のとれた戦術が組み合わさり、3連勝のベルギーとも1-2の接戦を演じた。

国として初のベスト16。当然国内は空前絶後の盛り上がりを見せているが、アルジェリアの場合は別の場所でもファンが歓喜の余り警察のご厄介になったりしている。

それがフランスで、アルジェリア系移民は移民の多いフランス国内でも1、2を争う大きなコミュニティ。その中からはジネディーヌ・ジダンやサミル・ナスリといったフランス代表の素晴らしい選手たちが生まれている一方、フランス生まれでアルジェリア国籍を選択する選手も多く、今大会でも参加32ヵ国でダントツに多い15人の国外生まれの選手(全てフランス出身)が出場している。

よって、アルジェリア系フランス人たちにとってもまさに“おらが代表チーム”であり、

ジダンやナスリの出身地マルセイユや(※動画はいつの間にか埋め込み禁止となっていたため、YouTubeでご覧ください)

リヨン、

さらには首都パリなどで彼らが喜びすぎ、警察が出動する事態が発生。フランス国家警察は一晩で74人を拘束したと発表している。

初の決勝トーナメントに臨むアルジェリアは、現地時間の6月30日、強豪ドイツとポルト・アレグレで対戦。もし、ここで金星を挙げれば、フランス対ナイジェリアの勝者と準々決勝を戦う。

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