7月1日、『nicematin』は「ASカンヌは財務上の問題のため7部に当たるディヴィジョン・ドヌールへの降格処分を受けた」と報じた。

ASカンヌはかつて1部リーグにも昇格した歴史を持ち、非常に優秀な下部組織を持つことで有名であった。ジネディーヌ・ジダンやパトリック・ヴィエラ、またジョナタン・ゼビナ、ジョアン・ミクー、ガエル・クリシ、セバスティアン・フレイなどのフランス代表選手を輩出してきたことで知られる。

近年は資金難に悩まされており、成績も低迷。昨季は4部に当たるCFA(Championnat de France amateur)のグループAで4位という結果に終わっていたが、その一方でクプ・ドゥ・フランスではベスト8に残るという快挙も成し遂げていた。

今回DNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営を監視する組織)は、カンヌが200万ユーロ(およそ2億8000万円)の赤字を抱えているとして、すべてのプロサッカー活動から除外することを決定。7部に当たる地域リーグ、ディヴィジョン・ドヌールへの降格を言い渡した。

なお、同時にジュリアン・フェレやブルーノ・グルジが所属したことでも知られているシェルブールもプロ活動から除外されることが発表されている。

ただし、この両チームには控訴する権利が残っており、何らかの資金調達が行われることを証明できれば、降格処分を逃れる可能性がある。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい