7月9日、イタリア・セリエAのキエーヴォ・ヴェローナは「ACミランからスロベニア代表MFヴァルテル・ビルサを獲得した」と発表した。契約は2014年6月30日までの期限付きで、完全移籍に切り替えられるオプションが付随している。
ヴァルテル・ビルサは1986年生まれの27歳。スピードに乗ったドリブルと左足の鋭いキック、様々なポジションをこなすユーティリティ性が魅力のアタッカー。
2006年にNDゴリツァからソショーに移籍して欧州に進出し、フランスリーグで活躍を見せて話題を集めた。2011年にはイタリア・セリエAのジェノアに移籍し、トリノへのレンタルを経て昨年ミランに買い取られていた。
しかし昨季は怪我に苦しんだこともあってわずか10試合の出場となり、2得点はあげたものの存在感は希薄に。今夏はチームが改革を目指す中で放出候補の一人となっていた。
ヴァルテル・ビルサ
『幸せだ。昨季は前半は良かったが、後半はそうではなかった。クラブが僕に信頼を寄せてくれたことに感謝するし、自分の全てを賭けてお返ししていきたい。
チームメイトがゴールを奪うのを支援しつつ、自分も得点を狙うことが得意だ。しかし、守備でもっとチームを助けられるよう努力している。チームを支援することを考えれば、より自分の特徴も出せると信じている。
コーチとはすでに話した。彼は僕に多くの信頼を寄せてくれている。その言葉は契約にサインするにあたって非常に重要だった」