昨日、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェがW杯での優勝セレモニー中、大会直前で負傷したマルコ・ロイスのユニフォームを掲げていた、とお伝えした。
ゲッツェとロイスのこの絆は静かな感動を呼んだ。
劇的な決勝ゴールで母国に世界王者のタイトルをもたらし、狂喜乱舞していてもおかしくない状況だったゲッツェ。そんな彼がセレモニーの際に手に持っていたのは、ともにボルシア・ドルトムントでプレーした盟友のものであった。
そんなゲッツェがこのほど、自身のInstagramに新たな写真を投稿。そこには、彼が"Genius(天才)"と呼ぶ選手の姿がおさめられていた。
大会MVPを獲得しつつも、ドイツの前に惜しくも敗れ去ったリオネル・メッシである。
写真の様子から察するに、ゲッツェとメッシは試合後ミックスゾーン付近で撮影したよう。ゲッツェの首には優勝メダルがかけられており、メッシはポロシャツに着替えている。
ゲッツェといえば、これまでにもUEFAチャンピオンズリーグで香川真司と再開した際にその時の様子をFacebookに公開するなど、友達思いを予感させる投稿が多かったが、優勝してもなお敗者を讃えるこの人間性は賞賛されるべきだろう。