今年2月に経営陣を刷新し、地元の上毛新聞社から都丸晃氏が代表取締役社長に、「tonan前橋」代表で群馬サッカー界の重鎮である菅原宏氏が取締役に就任したJ2のザスパクサツ群馬。
観客動員などが低迷する群馬は債務超過に陥っており、2015年までにこれを解消できなければJリーグクラブライセンス制度によりリーグの参加資格を失う。そのため、2013年に「ザスパ草津」から変更されたクラブ名に続き、より群馬県全体に根差し、愛されるクラブを目指していく体制を築いた。
こうした改革もあってか、7月中旬に約5000万円という一般の募金とスポンサーからの出資を合わせ、資金調達目標である8500万円を達成。ライセンス取得の目途が立ったようだ。なお、2年目の秋葉忠宏監督率いるチームは、23節終了時点で19位につけている。
ひとまず危機を乗り越えることができそうな群馬が25日、夏の恒例となっている記念ユニフォームを発表。
今回は今年6月、群馬県にある日本で初めての官営の製糸工場「富岡製糸場」が世界遺産に認定されたことを記念し、富岡製糸場を象徴する建物の一つ、繭倉庫(木骨煉瓦造)をイメージしたデザインになった。
素材は、もちろんシルク!ではなく吸放湿性の高い最新の合成繊維。
シャツ全体に入っている柄は、建物に使われている煉瓦壁の「フランス積み」を表しており、白のラインは木の柱をイメージ。後身頃の上部は、繭倉庫のキーストーンをイメージしているとのことだ。
ちょっと遠目の写真だが、アーチの中央部分がキーストーン。
また、倉庫がフランス人の協力で建てられたことに敬意を表し、背番号の下にはフランス国旗が入れられている。
GKモデルは同デザインの水色を採用。これらの記念ユニフォームは、9月14日(日)の京都サンガ戦、9月20日(土)のコンサドーレ札幌戦、9月28日(日)の栃木SC戦で使用される。
購入方法など詳しくはクラブの公式サイトから。
【グッズ】「2014富岡製糸場世界遺産登録記念ユニフォーム」デザイン発表・着用試合・販売について
http://www.thespanic.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2014072503