野球やNBAなどのスポーツに比べてデータ化がしにくいと言われているサッカー。それでも近年はOPTA、Castrolなどの分析ツールなどにより大きな大会では走行距離や枠内シュート数など多彩なデータを知ることができるようになった。一方で、監督に目を向けると「戦術に長けている」「選手交代が良かった」などピッチ内での評価は未だ抽象的なものが多い。そんな中で、単純に過去数年の試合結果のみに焦点をあてて、最も勝利に導いている監督を「最も優れた監督」としてランキングしているサイトがある。それが、「Football Coach World Ranking」だ。

ランキングはおおよそ月に1度の頻度で更新される。6月のワールドカップ開幕時での代表チームを率いるランキングトップはスぺイン代表監督のビセンテ・デル・ボスケ。今見ると「うーん」と頭をかしげたくなるが、サッカーの世界での一ヶ月がいかに価値観を変えるのに長い期間かを教えてくれる。2位はドイツ代表のヨアヒム・レーヴ、3位はウルグアイ代表のオスカル・タバレスとなっている。

こちらが今月のランキング。トップにはワールドカップを制したドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督がトップに返り咲き、デル・ボスケが-5716ポイントと2位に転落をしている。決勝トーナメント入りしたチームの監督は軒並み上昇しており、コスタリカを率いたホルヘ・ルイス・ピント監督やコロンビアを率いたホセ・ペケルマン監督がトップ10入りを果たしている。一方で、なぜかグループリーグ敗退を喫したイタリアのプランデッリ監督やポルトガルのパウロ・ベント監督があがっているのも興味深い。

まだまだ、計算式にはブレがあるのか、6月のランキング4位にはなぜか代表チームを率いたことがないネリ・プンピード氏が入るなどバグっぽいところもあるが・・・

!?なぜか4位に入るプンピード氏。氏は代表チームを率いたことはない。

ブラッシュアップを重ねていけば、これまで評価の見えずらかった監督にもデータ化の波が訪れるのかもしれない。