8月25日、『Sportmediaset』は「イタリア・セリエAのローマは、リールに所属しているモンテネグロ代表DFマルコ・バシャを獲得する」と報じた。

記事によればではあるが、既にクラブ間では交渉は合意に達しており、移籍金は400万ユーロ(およそ5億5000万円)、ボーナス最大300万ユーロ(およそ4億1000万円)。契約期間は2年で、年俸は150万ユーロ(およそ2億円)であるとのことだ。

マルコ・バシャは1982年生まれの31歳。2005年にOFKベオグラードからフランス・リーグアンのル・マンに移籍し、松井大輔やジェルヴィーニョなどとチームメイトであったモンテネグロ代表DF。圧倒的な激しさと空中戦の強さを持つストッパーとして知られる。

その後ロコモティフ・モスクワに移籍したものの、2011年にはバレンシアに去ったアディル・ラミの後釜として、当時のルディ・ガルシア監督に呼ばれてリールと契約。現在までレギュラーとして活躍し続けている。

ローマに所属しているモロッコ代表DFメフディ・ベナティアは、現在金銭の条件で差があるとは言われているものの、バイエルン・ミュンヘンへの移籍がかなり近づいていると報じられている。

それが決まりそうだからなのか、あるいはそれに備えてということなのかは分からないものの、かつての教え子を信頼してアプローチするというのはいつものルディ・ガルシア監督の手法である。

なお、当初はベナティアの移籍金でギリシャ代表DFコスタス・マノラスの獲得に向かうと言われていたが、これは昨日代理人がコンタクトを否定しており、可能性は低くなっている。


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