各地で行われたUEFAヨーロッパリーグ予選、プレーオフラウンド。

そんななか、ある意味奇跡的に本大会出場を勝ち取ったチームがあった。 ポルトガルの小クラブ、リオ・アヴェである。 同国北西部ヴィーラ・ド・コンデを本拠地とする同クラブは昨季リーグでは11位だったものの、国内カップ戦では準優勝。 カップで優勝したベンフィカはリーグ王者にもなったためCLへの出場となり、 準優勝のリオ・アヴェに(予選3回戦からの)EL出場権が与えられることになったのだ。

リオ・アヴェは3回戦でスウェーデンのイェーテボリに競り勝って、プレーオフラウンドに進出。 同じくスウェーデンのエルフスボリと本大会出場をかけて激突した。 アウェイでの第1レグを1-2で落としていたリオ・アヴェはホームでの第2レグに全てを懸けたが、得点を奪えないまま試合は後半アディショナルタイム。 もはやダメかと思われたその瞬間・・・

GKカッシオが蹴ったロングパントが相手に当たる?と、ゴール前にいたFWエスマエル・ゴンサウヴェスのもとへぽろり・・・ 途中出場のゴンサウヴェスはこのボールをなんとかミートしてゴールに流し込んで決勝点をゲット!

2戦合計スコアは2-2だったが、アウェイゴールの差でリオ・アヴェが初となるEL出場を掴みとってみせた。

チームにヨーロッパへの挑戦権をもたらした23歳のゴンサウヴェスについて地元紙ではその名はクラブ史に永遠に刻まれることだろうと絶賛。 この2シーズンで3チームにレンタルに出されていたゴンサウヴェスは値千金のごっつぁんゴールについて、「 カッシオがロングボールを蹴って、2人の選手の競り合いがあった。自分のもとに流れてくるかもしれないように見えた。 いつも(ボールがこぼれてくると?)信じて働いている。ラッキーにも得点することができた 」、「自分の気持ちを言葉で説明できない。ただ本当にハッピーだということは分かってるよ。 (途中投入の際)監督から自分に自信をもっていけと言われた。そして、僕はやった。その結果はクラブにとって歴史的なゴールになった」と振り返っていたそう。

また、今季リオ・アヴェに加わった34歳のベテランGKカッシオは「我々は歴史をつくった。みんながバケーションを取っている時にハードワークをしてきたんだ。これは(チームの?)みんなにとってフェアな特別賞与さ」と その喜びを語った。 そして、今季から指揮を執るペドロ・マルティンス監督は「 素晴らしい試合をした。我々はとても強い精神力を持ち、ゴールを狙い続けた。 素晴らしい試合のご褒美(?)に、神様が92分でのゴールをくれた」と歓喜のコメントを述べていた。

クラブの規模からいってヨーロッパでの舞台での戦いは決して楽はものにはならないだろうが、選手そしてサポーターにとって素晴らしく意義のあるものになるはず。 本大会でリオ・アヴェがどんな戦いを見せてくれるのかにも注目したい。