9月3日、『L'Equipe』は「リヨンの会長を務めているジャン=ミシェル・オラス氏は、リーグ・アンの放映権料を欧州での戦いをしているクラブにもっと分配すべきだと話した」と報じた。
この数年間資金難に悩まされているリヨンは、多くの選手を放出しつつユース出身の若手への切り替えを進めながら、昨季はヨーロッパリーグへの出場権をもぎ取った。
しかし予選プレーオフでアストラ・ジョルジュ(ルーマニア)に敗北するという驚きの結果となったうえ、選手層の薄さも相まってリーグでは下位に沈んでいる。
ジャン=ミシェル・オラス リヨン会長
「我々はTV放映権料の分配の再設定を求めている。ヨーロッパでの戦いでフランスのクラブが良い成績を収められるようにね。現状では、これ以上は厳しい。
ヨーロッパ行きの権利がある、しかしそれには多くの費用が掛かる。我々はルーマニアやチェコでプレーした時、収入よりも支出の方が多かったのだ。
我々はTV放映権の中で多くの割り当てを受けるべきだと思う。6億8000万ユーロ(およそ932億円)のうち、リーグ・ドゥ(2部)に1億ユーロ(およそ137億円)、連盟に1億ユーロが渡る。私は、我々のようなヨーロッパカップに出場するクラブには5000万ユーロ(およそ69億円)を支払うべきだと思う。
保障のシステムは、フランスリーグの指標となるクラブの動機づけをするために考慮しなければいけないものだ。将来の青写真を描くためには、誰もにニンジンを用意する必要があるのだ」