9月5日、『L'Equipe』は「2部リーグへの昇格が許可されなかったリュゼナックAPは、3部リーグに戻ることを求めている」と報じた。

今夏フランスリーグのオフシーズンにおいて最も大きな話題となったのが、昨季ナショナル・リーグ(3部)で2位となったリュゼナックの問題だった。

経済的な基盤の弱さとスタジアムの契約をDNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営を監視する組織)が問題視し、彼らには2部リーグへの昇格の権利が与えられなかった。

リュゼナックはこれを不服として徹底的に争うことを選択。ところが、LFP(フランスプロリーグ連盟)、CNOSF(フランス国立オリンピック委員会)にも認められることはなかった。

しかし、彼らは最後の手段としてトゥールーズ行政裁判所に訴えることを選択すると、そこでDNCGの調査が不適当なものであり、再調査を命じる判決が下される。これがリーグ・ドゥ(2部)開幕当日であり、リュゼナックの昇格が決まればスケジュールの大幅な変更が必要になると報じられた。

これに喜んだリュゼナックであったが、物事はそううまくは進まなかった。この後行われたLFPの会議において、経済的な基盤については回復しているとしながらも、スタジアムの契約が定かなものではないとして、再び2部への昇格を認めないという決定を下したのである。

そして、これが9月になってからの決定ということで、もちろん2部も3部も開幕してから数試合が消化されている。要するにリュゼナックは争いを続けたがためにプレーできるリーグ自体がなくなってしまったのである。

全ての選手たちには移籍期間中にクラブを離れてもよいという許可を出しており、チームの存続すら危ぶまれる状況となっている。

リュゼナックのジェローム・デュクロス会長は現在FFF(フランスサッカー連盟、3部のナショナル・リーグはLFPではなくこちらの管轄となる)に復帰を認めてもらえるよう訴えているとのことであるが、既にリーグは5試合が終わっており、もしそれが認められればリーグのスケジュールは大幅に組み替えられることになる。