現地時間7日、2016年欧州選手権に向けた予選の第1節が欧州各地で行われた。

世界王者ドイツはスコットランド2-1で勝利し、ブラジルW杯にも出場したギリシャはルーマニアに敗戦。強豪のポルトガルはホームでアルバニアに0-1で敗れるなどのサプライズで幕開けした予選ラウンドだが、この日、ある歴史的な試合が行われている。

昨年5月、UEFAより54番目の加盟国として認定されたジブラルタル代表が初の公式戦に挑んだのだ。

ジブラルタルはイベリア半島の南東部に位置する地域である。チェルシーの美女ドクター、エヴァ・カルネイロの出身地とも言われている。ジブラルタルはスペインと陸続きであるが、イギリスの海外領土として認められており、スペインとの間では領有権の問題が未だ解決していない。そのため、今回の2016年欧州選手権の予選の抽選会でもスペインとは同組にならないように手配されていた。

これまで親善試合は行ったことがあるジブラルタルだが、公式戦はこの欧州選手権予選が初めてのこと。ホームにポーランドを迎えたのだが・・・現実はそう甘くはなかった。

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バイエルン・ミュンヘンに所属するロベルト・レヴァンドフスキに4得点を奪われるなど0-7と大敗し、歴史的一戦を苦い形で終えたのであった。


スタジアムにはこんな装飾も


なお、この試合はジブラルタルのホーム扱いであったが、収容人数の問題からポルトガルのアルガルヴェ・スタジアム(なでしこジャパンが参加する『アルガルヴェ・カップ』でお馴染み)で行われている。

以前にもお伝えしたが、アルガルヴェ・スタジアムのキャパシティは30,002人でありジブラルタルの人口は30,000人弱であるため、理論上は全ジブラルタル国民がスタジアムに収容できるという計算になる。ジブラルタルはそれほど小さい地域なのだ。

この結果により、ジブラルタル代表は暫定ながらグループDの最下位につけている。ジブラルタルは10月11日にアウェイでスコットランド戦を、14日にホームでグルジア戦を戦う。