日本代表FWハーフナー・マイクや元日本代表DF安田理大 らが在籍していたことで知られるフィテッセ、中堅チームらしく毎年選手を育てては売る経営方針の中、一昨シーズンはFWウィルフリード・ボニー(30試合31ゴール)をスウォンジー・シティ(イングランド)へ、今季もFWハーフナー・マイク(34試合10得点)がコルドバ(スペイン)へ移籍した。 

2014-15シーズンのオランダ・エールディビジでは17位に低迷するなど苦しんでいたが、9月27日のドルドレ人戦、10月3日のADO戦でそれぞれ6得点、ここ2試合で12得点をあげ爆発力が戻ってきた様だ。順位も10位まで上昇、昨シーズン一桁順位だったことを考えるとまだ物足りないが、今後の見通しは明るいと言ってよいだろう。

今季”買い付けてきた”チーム得点王のFWアビオラ・ダウダ(4得点)はレッドスターから50万ユーロ(約7000万円)と唯一の”移籍金”を払っての購入だがそれでも100万ユーロと格安の買い物だ。同4得点のMFマルコ・ヴェジノヴィッチは2013-14シーズンにヘラクレスからフリーで獲得と基本的には契約切れの選手を狙っている。脇を固める選手はローン組だ。2得点のザカリア・ラビャドはスポルティング・リスボンから、DFのワラシらつながりの深いチェルシーからは3名を借りている。

ここ2シーズンで、ハーフナー・マイク(220万ユーロ、約3億円)、2013-14シーズンはボニー(1390万ユーロ、約19億円)、MFマルコ・ファン・ヒンケル(チェルシーへ940万ユーロ、約13億円)、FWギオルギ・シャントゥリア(クルージュへ100万ユーロ、約1億4千万円)と荒稼ぎしているだけに今季もまた終わってみればフィテッセ経由3大リーグ行きの選手が登場することになるのだろうか。

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