10月18日、『calcioweb』は「ウディネーゼに所属している元イタリア代表FWアントニオ・ディ・ナターレは、ロベルト・バッジョの記録を破り、新スタジアムが完成するまでは辞めないと話した」と報じた。

昨季サポーターから批判されたことがきっかけとなって現役引退を表明したアントニオ・ディ・ナターレであるが、その後周囲の説得によって撤回している。そのため、今季終了後には引退するのでは? とも言われていたが、ディ・ナターレは現時点でその選択肢は捨てているようだ。


アントニオ・ディ・ナターレ

「ロベルト・バッジョのセリエA通算205ゴールという記録を破るのは夢だし、それを追うチャンスが得られたのは、パスクアーレ・マリーノ監督が役割を変更してくれたおかげだと思っている。今はストラマッチョーニとともに働いているが、気分は悪くないよ。大きな野望を持っており、知識も豊富だ。少しスパレッティを思い出すね。明るい未来が待っていると思う。

ウディネはあまりプレッシャーを感じることなくサッカーが出来る理想的な場所だ。ファンは熱狂的ではあるが、平和に暮らすことを可能にするだけのプライベートを守ってくれる。年々僕はここでの生活を快適に感じ始めている。特に家族にとっては理想的な場所を見つけたといえる。全てはこのクラブに結び付けてくれたポッツォファミリーのおかげだし、サッカーを超える親密な関係を作っているよ。

ウディネーゼに残ったことは後悔していない。いつだってここを離れることは出来た。それでも残留したのは、ここでキャリアを終えることに決めているからさ。この将来を選んだのだから、後悔だのを話しても仕方がないよ。

誰も僕に残留を強いたことはない。それは僕が常にこのクラブを信じたからだ。

(引退について)

今はピッチ内のことに集中している。新しいスタジアムが建設(スタディオ・フリウリが現在改修工事を受けており、2015年夏に完成予定)されているから、それがオープンする日にはそこにいたい。引退後は、おそらくコーチとしてサッカー界に残るだろうと言えるよ」

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