11月14日、『Huffingtonpost』は「反人種差別活動を行っているNGO ”SOS Racisme” が、ボルドーのウィリー・サニョル監督に対して訴状を提出した」と報じた。

11月4日、ボルドーのウィリー・サニョル監督は『Sud West』のインタビューで「アフリカの選手の典型的な利点は、戦う準備ができていて、そして安いということだ。しかし、サッカーはそれだけではない。技術、インテリジェンス、そして規律。それらすべてを備える必要がある」と話した。

これが黒人差別的な発言であると指摘を受け、さらにかつて代表のチームメイトでもあったリリアン・テュラムやRCランスの指揮官アントワヌ・コンブアレ氏からも批判を受けるなど、大きな騒動を巻き起こしてしまった。

サニョル監督は先週記者会見で「スポーツの話をしたつもりだった」と話し謝罪。内容も実際それほどスキャンダラスなものではなく、チームの黒人選手たちは試合でサニョル監督とともにゴールを祝うなど、指揮官を守る姿勢を見せており、事態は全て終わったかと思われた。

ところが今回反差別活動を行っているNGOが法的手続きに出ることを明らかにし、さらに問題は継続されることになった。

サッカーの点において人種的、あるいは地域の環境的な性格は確実に存在し、それを監督や指導者が評価するのは当然のことでもある。周囲の人間がそれを受け入れ、本人も弁解をしている中で更なる罰則を求めるのはやりすぎではないのか、という声もある。

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