16日に行われた欧州選手権(ユーロ)予選グループAの第4節、オランダ対ラトビアの試合は、ホームのオランダが大量6ゴールを奪いラトビアに大勝した。

ベスト4入りしたW杯後に就任するも5戦1勝4敗という低調な成績により、このラトビア戦を落とした場合は辞任することを事前に表明したオランダのフース・ヒディンク監督。直前に行われた親善試合でも 3年半ぶりに代表復帰したカルロス・ベラに2ゴールを許し53年ぶりにメキシコに白星を献上すると、この試合に敗れれば辞任することを改めて強調する緊急事態となった。

しかしその心配は全くの杞憂に終わる。開始僅か6分、アリエン・ロッベンのクロスからメキシコ戦はメンバーから外れていたエース、ロビン・ファン・ペルシーの頭で合わせて先制すると、35分にはロッベンが得意の角度から豪快なシュートを決めて追加点。直後にもクラース・ヤン・フンテラールが点取り屋らしい形から3点目を奪った。後半もセットプレーからジェフリー・ブルマが押し込んで4-0とし、終盤にはロッベン、フンテラールがそれぞれこの試合2点目を決めて突き放した。

オランダの勝利は先月のカザフスタン戦以来3試合ぶりとなる。ひとまずヒディンク監督は解任の危機を逃れ、オランダは紆余曲折の2014年を勝利を締め括っている。

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