12月2日、『Inside』は「スペイン代表監督を務めているビセンテ・デル・ボスケ氏は、週末に相次いだファンによる事件について批判した」と報じた。
先週末のリーガ・エスパニョーラは、フットボールよりもファンによる違法な行動が目立つものとなった。バレンシアではリオネル・メッシに水入りのペットボトルがぶつけられ、アトレティコ・マドリー対デポルティーボ戦の前にはファン同士の衝突で1名の男性が死亡する大事件が発生した。
過激なサポーターグループは政治的思想とも親和性があり、それが対立構造を生み、さらに暴力や排斥行動に繋がっていく。また、各地で類似の問題は継続的に発生しており、人種差別とともにサッカー界での大きな懸念材料となっている。
デル・ボスケ氏は取材に対して以下のように答え、過激なグループはスポーツを利用しているだけだと批判した。
ビセンテ・デル・ボスケ スペイン代表監督
「スポーツを違う何かと考えている人々に対して、これらの事柄を説明するのは難しい。それは完全に不合理なことだ。これらの過激なサポーターは、多くの反響を得るためにの行動にスポーツを利用しているのだ。
スポーツイベントは家族によって楽しまれるものであるべきだ。我々が見たものは、全く理性的なものではない。当局はこれらの行動を取り去ってくれると思っている」