11月30日にビセンテ・カルデロンで行われることが予定されていたアトレティコ・マドリー対デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦を前にした日曜日の朝、両チームのサポーターグループが路上で大規模な衝突を起こした。



およそ200名が参加したと思われる暴動の中、ナイフで刺された者3名のほかにも多くの負傷者が発生。さらに、43歳のデポルティーボサポーターが頭部に打撲を負った上に冬の川に投げ込まれたことによって心停止を起こすという事件が発生した。

消防士によって救出され病院に運ばれたものの、彼の心臓の動きが戻ることはなく、後に死亡が確認された。

アトレティコ・マドリーとデポルティーボの試合は予定通り開催されることになったものの、終了後のコメントはこの事件に関連するもの一色となった。『MARCA』が報じている。


ディエゴ・シメオネ アトレティコ・マドリー監督

「我々は事件に動揺している。こんなことが起こされるだけの論理的な理由は何もない。サッカーとは何の関係もない状況に動転しているし、これが繰り返されないことを望んでいる」


ディエゴ・ゴディン

「彼らはサッカー界の何も代表してはいない。アトレティコであれ、デポルティーボであれ、ラージョであれ――この事件に巻き込まれた可能性があるいかなるチームでもだ。彼らはスポーツから根絶されなければならない。サッカーは幾多の人々のための美しいゲームである。

今週話されていた全ての事は――とりわけ、勝敗についての事は意義を失った。今日起こったこと、そして今周りで見られるものは、自分たちが望んだものとは違う。我々は、スポーツの世界に尊敬を持たないすべての行為、すべての暴力を非難する。

サッカーの世界は、この暴力を発生させるわずかな者たちによって汚されている。我々はそれを非難する」


エンリケ・セレソ アトレティコ・マドリー会長

「我々は、この付近で数時間前に起こった出来事を非難したい。これはフットボールとは何の関係もなかった。彼らはこのようなことを引き起こす過激なグループだ。我々はこの事件と関係がない。すべてのチームの間に、平和と調和が存在しなくてはならない。

我々は昔からこう言っている。家族は、良い時間を過ごすために試合を見に来るのだと。このようなものではない」


ティノ・フェルナンデス デポルティーボ会長

「クラブを代表して、私はスポーツ、サッカー、ラ・リーガにおける全ての暴力を絶対的に拒絶すると表明したい。これは悲劇的であり、そして恐ろしいニュースだ。我々は遺族とともにある」


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