2月20日に行われたCAFスーパーカップ、アル・アハリ(エジプト)対スファクシャン(チュニジア)の試合終了後、大規模な暴動事件が発生した。
「この事件を受けて、エジプト内務省は再び国内で行われる試合全てを無観客で行うことを検討している」とアフラム紙が伝えた。
アル・アハリの本拠地であるカイロ・スタジアムで行われた試合は3-2で終了。ホームのアル・アハリが戦線の末にタイトルを勝ち取った。
そして試合終了後、三万人集まっていたアル・アハリのサポーターの1部が暴徒化。警備に当たっていた警察に対しての抗議を行うと共に、ボトルや花火、スタジアム備え付けの椅子を投げつけるなどの行動に出た。
警察車両数台と無関係の民間の自動車2台が放火されると共に、衝突で10人のスタッフと15人の兵士が負傷。治安部隊が動員され、暴徒のいくらかが逮捕されたという。
エジプトリーグは現在も全ての試合が無観客で行われているものの、内務省は先日、バックスタンドにのみ入場を許可するという計画を発表しており、検討を進めていた。しかし、今回の事件によって再び計画は白紙に戻されたという。
アフラム
エジプト内務省
「試合終了後、アル・アハリのサポーターの1部は、抗警察のスローガンを唱え、ベンチや花火、ボトルを投げつけてきた。
スタジアムの外の道では、ファンは警察や民間の車両に放火した。10名のオフィシャルスタッフと15名の兵士が負傷することになった。治安部隊がスタジアムを取り囲むように配備され、暴徒を逮捕した」