6年間チームを率いた手倉森誠監督(現U-21日本代表監督)が退任し、グラハム・アーノルド監督を迎えた2014シーズンのベガルタ仙台。2012年にJ1で2位に入るなど、充実した手倉森体制からの“変化”だったこともあり開幕前から苦戦が予想されたが、ひとまず14位でJ1残留という目標を成し遂げた。
開幕からナビスコカップを含む公式戦8試合で未勝利(3分5敗)と案の定苦しいスタートとなった仙台は、4月9日、早くもアーノルド監督を解任。渡邉晋氏がコーチから昇格すると、直後の横浜F・マリノス戦でさっそく初勝利。5月にはリーグ中断までの4試合を全勝し、17位から11位まで順位を上げた。
中断明けも21節からの5連敗など苦しい時期はあったが、終盤は上位相手の試合でもしぶとく勝ち点を拾い続け、見事残留に成功。開幕まもない時期の監督交代という決断が結果的に功を奏したと言えるかもしれない。
さて、仙台は8日、かねてから噂されていた通り、1999年から契約していたアシックスに代わり、アディダスとオフィシャルパートナー契約を締結したことを発表。(写真:アディダスジャパン)
渡邉監督が引き続き指揮を執る2015シーズンに向けた新ユニフォームをお披露目した。
新サプライヤーによる記念すべきファーストシーズン、新しいホーム(1st)のデザインテーマは『ベガルタゴールドカラーとアディダスの3ストライプスの融合』。
2つの伝統が交わることにより、ピッチを躍動するチームに更なる輝きをもたらす意味を込め、黄色のシャツ、青のパンツ、黄色のソックスというadidasらしいシンプルなコーディネートを採用した。(一部でスウェーデン代表っぽいとの声も)
着用したのは菅井直樹とベガルタ仙台レディースの川村優理。
シャツ自体もスッキリとした感じ。首元の“V”がチーム名の「ベガルタ (Vegalta)」や「ビクトリー (Victory)」などを思わせる。
なお、特にアナウンスがないため、胸の「アイリスオーヤマ」、背中の「やまや」、袖の「七十七銀行」、パンツの「阿部かま」というユニフォームスポンサーはそのまま継続するのではないかとみられる。