プレミアリーグが設立されて、もうじき23年。今や全世界で10億人以上が視聴する世界最高レベルのフットボールリーグとして認知されている。

そんなプレミアリーグの設立以降、最も成功しているクラブといえばやはりマンチェスター・ユナイテッドであろう。サー・アレックス・ファーガソンが築き上げた功績は言うまでもなく、この23年間のそのほとんどで指揮を任されたという事実がそのことを物語る。

プレミアリーグでの優勝回数で言っても、当然ユナイテッドが最多である。13度の優勝回数はアーセナルとチェルシーの3度を大きく上回る記録であり、これまでのプレミアリーグで最も勝ち点を重ねたチームである。

では、これまでのプレミアリーグで次に勝ち点を重ねたチームは一体どこなのだろうか?プレミアリーグ公式Twitterアカウントから紹介しよう。

こちらは、現地時間6日に投稿されたプレミアリーグでの総試合数と総勝ち点を上位から並べたランキングである。"Pld"は試合数、"Pts"は総勝ち点である。ユナイテッドの試合消化数が1つ少ないが、これは昨日行われたサウサンプトン戦が加味されていないためだ。

上述したとおり、首位はやはりユナイテッドである。2位以下を200ポイント以上も引き離しており圧倒的な存在感を放っているのだが、興味深いのは2位と3位だ。

そう、2位のアーセナルが稼いで勝ち点数に、もうじきチェルシーが迫ろうとしているのだ。

このテーブルによれば、2位アーセナルの総勝ち点は1624。3位のチェルシーは1595である。1997-98シーズンにプレミアリーグで初優勝して以降、アーセナルは2001-02シーズン、2003-04シーズンと相次いでリーグ制覇。1990年代後半から2000年代前半にかけて、ロンドンのビッグクラブといえばアーセナルというイメージは強かった。

しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督就任以降、着実に結果を残し始めたのがチェルシーだ。2004-05シーズンを勝ち点95の新記録で制すると、2005-06シーズン、2009-10シーズンとリーグ王者に。アーセナルがリーグの優勝争いから撤退するのとは対照的にチェルシーは常に優勝争いに名を連ねるようになり、今シーズンも首位を快走。かつてはもっと大きく差があったと思われる両者の勝ち点差は、ついに29ポイントのところまで迫っているのだ。

15節が終了した今シーズン、すでに両者の間には13ポイントの勝ち点差がある(もちろんチェルシーが上位)。今シーズン限りでこの29ポイント差が覆るとは考えにくいが、このままいけば、両者の順位は間違いなく入れ違うことになるだろう。日に日にファンからの風当たりが強くなるアーセン・ヴェンゲル監督にとっても、この現状は打破する必要があるだろう。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい