プレミアリーグが金曜日に開催されることになるかもしれないと、英国『Mirror』が伝えている。
Matchweek 12 is just under 25 minutes away. Read up on Saturday's match-ups here: http://t.co/WRfp5mtUDK #BPLmatchday pic.twitter.com/UNP0mfmB9V
— Premier League (@premierleague) 2014, 11月 22
「世界最高峰のリーグ」と呼ばれるプレミアリーグ。東南アジア方面では爆発的な人気を誇っており、近年ではキックオフ時間もアジアを意識している気配もある。英国内の人気は言うまでもなく、毎週末、全てのスタジアムで満員に近いスタジアム動員を記録している。
そんな世界中で愛されるプレミアリーグが、新シーズンから新たな試みに出るかもしれないという。それが、一部試合の金曜日開催である。
現在プレミアリーグは、基本的には土曜日と日曜日に開催されている。ただし、シーズンに数度は月曜日の夜(いわゆる「マンデーナイト」)に開催されるものもあり、過密日程から、水曜日に試合が行われる節もあった。
しかし、英国内の衛星放送における放映権を持つ『BT』と『Sky Sports』がプレミアリーグの放映権をめぐり現在交渉中であり、新たな契約ではこれまでの3年30億ポンド(およそ5532億円)を大幅に上回る3年間で50億ポンド(およそ9220億円)規模のものになると伝えられている。どちらも新たな価値を創造したい構えであり、そこで2016-17シーズンからの3年間の放送分に関して検討されているのが件の金曜日開催という案のようだ。
この試みには、金曜日の新たな時間帯に試合を行うことで生中継の機会を最大化したいという狙いがある。現在、イングランドでは両局を合わせれば年間154試合が生中継で視聴できる環境にある。これはシーズンの約半分をテレビで視聴できるという計算だが、このライブ視聴者をより増やしたいという狙いから、金曜日の夜という新しい時間帯に試合を行う案が出てきたようだ。
金曜日開催という試み自体は、ここ数年リーガ・エスパニョーラやブンデスリーガでも採用されており、露出を最大化するという意味では決してネガティブな取り組みではない。しかし、金曜日に開催するということは試合と試合の中日が短くなるということも意味し、マッチメイクや移動距離の点でさらなる考慮が必要になるだろう。
なお、同記事内ではこの金曜日開催についてユーザー投票が行われており、23日の22時現在、「してもよい」が66%、「すべきでない」33%となっている。サポーターたちもまずまず支持しているらしい。
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