3.韓国:ゴールキーパーは韓国人のみ登録・出場ができる

元々Kリーグではゴールキーパーに対する制限はなかったのだが、元タジキスタン代表GKヴァレリー・サリチェフの活躍により“二匹目の土壌"を狙うクラブが多数出現した。そのことで、韓国人ゴールキーパーが育たないことを危惧し制定されたのがこのルールだ。

困ったのは、サリチェフの方だ。活躍した自分のおかげでプレーが禁止されたらたまったもんじゃない。

そこで、サリチェフはコーチ兼選手(だが試合は出場できない)として1年浪人したうえで韓国に帰化、申宜孫(シム・ウィソン)を名乗り44歳まで現役を続けた。ちなみに、シム・ウィソンとは韓国語で"神の手"という意味である。

4. イングランド:GKは半袖、腕まくり禁止

イングランドを中心に意外に多いのがこのルール。ゴールキーパーは長袖のユニフォームを着用し腕まくりをしてはいけないというものだ。

これは、パンチングの際に競り合っている選手とゴールキーパーの腕を区別しやすくするため。審判用とも言えるルールだ。

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