7. 1994カリビアンカップ:ゴールデンゴールは2得点
代表チームだっておかしなルールはたくさんある。1994年のカリビアンカップで登場したルールは、何と予選グループでも引き分けを許さず、90分で決着がつかない場合には延長戦が行われた。
しかも、おかしなことにゴールデンゴールを獲得したチームは2得点の扱いに。結果、予選グループのバルバドスVSグレナダで珍事が起こる。
この試合ではバルバドスが2点差以上で勝利した場合本大会へ行き、それ以外はグレナダが駒を進めることになっていた。そのため、試合終了間際に1点リードしていたバルバドスが(もう1点はとれない・・と)わざわざオウンゴール。これに対してグレナダは1点差で勝っても負けても本大会に進めるため両サイドのゴールへむかうという信じられない出来事が起こった。
結果、90分で決着はつかず延長戦でゴールデンゴールをあげたバルバドスが2点差での勝利で(狙い通り)本大会へ進んだが、グレナダ代表のジェイムズ・クラークソン監督は「こいつはいんちきだ。こんなルールを思いついたヤツは精神病棟に行く志願者だ。」と語ったというのは有名な話だ。
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"伝説"の試合として今でも語り継がれる一戦だ。
以前、スキーのジャンプ競技で日本選手達が活躍しすぎたために板の制限がされたことがある。その時は、日本の立場の弱さを嘆く声が多かったが、理不尽な理由でルールが改訂されるのはどの国も同じ様だ。