ベトナムサッカー連盟(VFF)は日本サッカー協会(JFA)に対し、AFFスズキカップ2014の終了後に任期終了で帰国した、ベトナム代表の藤本栄雄トレーナーに代わる新たなトレーナーの派遣を要請している。
藤本氏は昨年9月末、ベトナム代表(U-23代表監督兼任)の三浦俊也監督とVFFからの要請を受けてJFAから派遣された。チーム合流後は、ベトナム代表選手のフィジカル強化や体調管理などに尽力し、三浦監督との二人三脚のもとチームのベスト4進出に貢献。
明るいキャラクターで、積極的に選手ともコミュニケーションを図り、選手達からは「フジコーチ」と呼ばれて親しまれていたが、大会後、当初の予定通り任期終了で帰国した。
あるベトナム人コーチは、
「日本人トレーナーを招聘することは、三浦監督が掲げるサッカー哲学をピッチで体現するために必要なこと。ハードワークとフィジカルの強化、そして体調管理や傷害予防に関する旧式な考えを改め、選手達の意識改革を促すうえで、藤本氏のような存在が必要になる」
と述べた。
なお、JFAは現在、ベトナム代表トレーナーに推薦する人物を選定中で、U-23アジア選手権に向けたU-23ベトナム代表の強化合宿が始まる3月にも新たな日本人トレーナーを派遣する方針だという。
(C) bongda, 藤本栄雄トレーナー
記事提供元: 「ベトナムサッカー連盟、代表チームに新たな日本人トレーナーを招聘へ@Vietam Football」
筆者名:宇佐美 淳
プロフィール:1981年生まれ、愛知県名古屋市出身。2005年に日本語教師としてベトナムに渡り、2010年までホーチミン市の日本語学校・大学などで勤務。2011年から日系企業で翻訳・校正業務を担当。2013年にベトナムサッカー専門サイト「ベトナムフットボールダイジェスト」を立ち上げる。
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