かつてローマに在籍し、日本代表として3度のワールドカップに出場した中田英寿がイタリア『Sky Sport』のインタビューに登場した。

2000年、ペルージャからローマへと移籍した中田。フランチェスコ・トッティという絶対的存在を前になかなか出場機会こそ得られなかったが、18シーズンぶりのスクデット獲得に大きく貢献した。

中田自身は2006年のワールドカップをもって現役を引退したが、一方のトッティは38歳になった今でもプレーしている。

トッティと同じ1976年世代のヒデは、未だローマの中心として輝くかつてのライバルに何を思うのだろうか。


中田 英寿(元ローマ)

「トッティに対し、またトッティがしていることに対して私はとても幸せに感じている。

彼がまだ現役で上手くプレーしていることは私にとって驚きなんだ。なぜなら、私と彼は同い年だからね。

ローマでプレーしていた頃、私たちはだいたい似たような役割を任されていた。そしてどちらも若かったね。

(私たちの間には)ライバル心のようなものがあり、円満にやっていくのが簡単ではなかった。しかし、私たちがプロフェッショナルであることは明瞭なことであり、そういったことをピッチ内に持ち込むことはなかった。

それでもライバリティのような感情は常にあったよ。私的には、私の方が良かったと思っているけど、プレーすることはなかったね。

しかし多くの年月が経ち私たちは再会した。その間、どちらも成長し成熟していたよ。だから今では、それまでよりも良い友達関係になったさ。

いつか、彼の家族とともにランチかディナーに行きたいね。私の意見では、それは素晴らしい思い出になるはずさ」

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