1月22日、『Lancenet』は「イタリア・セリエAのACミランがブラジル代表MFエヴェルトン・ヒベイロの獲得に向けて1000万ユーロ(およそ13億6000万円)の移籍金を提示している」と報じた。
エヴェルトン・ヒベイロは1989年生まれの25歳。コリンチャンスの下部組織出身で、レンタル先のサン・カエターノで活躍したのち、コリチーバを経て2013年にクルゼイロへと移籍した。
左利きのテクニシャンで当初はトップ下でプレーすることが多かったが、クルゼイロでは右サイドのMFとして定着。2013、2014年とブラジル全国選手権を連覇したチームを牽引し、2年連続でMVPに輝いたブラジル国内最高クラスのタレントだ。
昨年はコロンビアとエクアドルとの試合に向けたセレソンのメンバーにも選出されている。
左利きで右サイド、現在の本田圭佑と被る
約1年前にマンチェスター・ユナイテッド入りを噂された彼に対しては中国、ウクライナをはじめ多くのクラブが興味を示しているが、ACミラン、そしてUAEのアル・アハリが具体的なオファーを送っているとのこと。
当初ミランは800万ユーロ(およそ11億円)を提示。それに対抗したアル・アハリが保有権の60%を900万ユーロ(およそ12億円)で買うというオファーを送ったとのこと。そしてミランはオファーを1000万ユーロに値上げしたという。
クルゼイロはこれらのオファーを検討中であり、エヴェルトン・ヒベイロの後釜としてアトレティコ・ナシオナルのシェルマン・カルデナス、ラシン・クラブのリカルド・セントゥリオンの2名の獲得を考えているという。
シェルマン・カルデナスはワールドカップのコロンビア代表候補に入っていた左利きのアタッカーで、まさに同じようなトップ下タイプ。リカルド・セントゥリオンは2013-14シーズンにジェノアで半年プレーしていたことでも知られるドリブラーである。