アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、母国で悩むイングランド人監督についてコメントしている。

1996年からアーセナルを指揮し、すでに1000試合の指揮を達成するなど外国人監督が成功するのが難しいとは言われるプレミアリーグの常識を打ち破ってきたヴェンゲル監督。

とはいえ、プレミアリーグで苦戦するのは外国人選手だけではない。

現在、プレミアリーグの全20チームのうち同国人監督が率いているのは7チームあるが、絶対的な成績を残し世界的にも注目を集める監督はいない。そう、イングランド出身の指導者が育っていないのだ。

そうした状況に、プレミアリーグを代表する監督は何を思うのだろうか。英国『Daily Star』の中からご紹介しよう。


アーセン・ヴェンゲル(アーセナル監督)

「私がここに来た時、(クラブの)人たちは外国人監督はイングランドで成功することができないという考えを抱いていた。

それはアストン・ヴィラでは機能しなかった。

だから、私は外国人監督はイングランドで決して成功しないという予期された考えにはこれからも屈しないよ。

今日では、チャンスをつかめない多くのイングランド人監督がいる。

しかし、(プレミアリーグには)20クラブしかない。だから、のし上がるためのいい方法はチャンピオンシップでいい仕事につくことだ。それが彼らに与えられるアドバイスなのかもしれない。

成功したプロ人生というのは、態度や考えが、チャンスを与えてくれる人がめぐり合うことだと私は信じている。

だから、イングランド人監督に与えられる唯一のアドバイスは、考えを維持し続けることだ。そして、それがもし正しいものであるなら、チャンスを掴めるだろう」

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