クラブ経営は健全で、スタジアムは常に満員。UEFAランキングではイタリアを追い越し3位に位置し、代表チームは現世界王者。

苦難の時を経て、サッカー大国ドイツは今再び絶頂の時を迎えている。

実際、Jリーグのクラブライセンス制度はドイツを参考にしたとも言われており、日本人選手が多く活躍していることからも「日本サッカー界がお手本にすべき国」であるというイメージがある。

しかし、そんなドイツサッカー界に迫る魔の手について、英国『Independent』が伝えている。

曰く、「ブンデスリーガのサポーターの間でドラッグの一種の使用が横行しているのではないか」とのことらしい。

医療に携わるロラント・ハーテル・ペトリ博士は以下のように話している。

「アルコールは未だ主要な問題だが、クリスタル・メスの使用は1回きりのものでは決してない。
DFL(ドイツサッカーリーグ)はそのことを受け入れ始めているよ」

ペトリ博士が指摘しているドラッグの一種とは、クリスタル・メスという一種の覚せい剤。抑制できない性質を持つ強力な興奮剤で、試合に向けて投与していることが予想される。

また、ドレスデンの街のタクシードライバーはスタジアムまでの道中、クリスタル・メスを摂取したサポーターから攻撃的な行為を受けているようで、「悪魔のおもちゃだ」と話しているそう。

アリアンツ・アレーナ、シグナル・イドゥナ・パルク、ヴェルティンス・アレーナなど、世界を代表するスタジアムが数多く存在するドイツ。

圧巻の声量から醸し出されるその熱狂は日本でも理想に掲げられる部分であるが、それらの背景に“黒い陰"の存在があると考えると・・・少し残念な気持ちになってしまう。

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