1月9日に開幕を迎えたアジアカップ2015、ついに最後の試合の日を迎えた。対戦するのはグループAでしのぎを削ったオーストラリアと韓国。そこでは後者が勝利を収めている。

韓国はこの試合に合わせてシステムを変更し、ナム・テヒイ・チョンヒョプのツートップで4-4-2を形成。これによって攻守においてサイドを重視し、レッキークルーズがスピードに乗らないようケアしつつ人数をそろえ、それを攻撃でも利用して外を起点にする。

そのため中に入れられたときにケイヒルに決定機を許すなどの場面はあったが、オーストラリアはこれまでのようなサイドアタックの速度を出せない状況にはあった。

韓国はその中でカク・テヒのヘッドやソン・フンミンのボレーなど大きなチャンスを作り、互角以上に闘うことに成功していた。

しかし、先制点を奪ったのはオーストラリアであった。前半終了間際、セインズバリーからの縦パスを受けたルオンゴが華麗なターンからミドルシュート。これがゴール右隅に決まった。

韓国は守備がそこそこ機能していながらも失点したという苦しい流れで、後半は点を取りにいかなければいけない状況ながらもなかなか押し込めない。攻めに人数をかければスペースが生まれ、相手にスピードを上げられてしまう。

そのため賭けに出るのはかなり終盤となった。64分の交代で4-3-3に変えていた韓国であるが、87分にはさらにキム・チュヨンを投入し、カク・テヒを前線に上げた。

パワープレーから前線に起点を作り、後半ロスタイムに同点ゴールをゲット。ソン・フンミンが、自身が起点となった細かいパス回しから裏に抜けてシュート! 土壇場で意地を見せて試合を延長に持ち込んだ。

しかし、延長戦で韓国はチャン・ヒョンスが足を攣ってしまい、彼が最前線に出なければならない状態に。

それで特にオーストラリアが圧倒的に優勢になったわけでもなかったものの、追加点を決めたのは彼らだった。

延長前半終了間際、右サイドでボールを受けたトミ・ユリッチが粘りに粘ってキム・ジンスを抜き去り折り返し。キム・ジンヒョンが弾いたところをトロイージが押し込み、ゴールに決めた。

韓国はこの後キム・ヨングォンハン・グギョンのポジションを入れ替え4-1-4-1にし反撃を狙うも、最後の場面でブロックされる場面が続き、得点を取り返せずに終わった。

この結果、オーストラリアが初の地元開催のアジアカップで初優勝を飾った。韓国は1960年大会以来55年ぶりの優勝を狙ったが、またも決勝で涙をのんだ。