2月3日、イングランド・プレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャース(QPR)は「ハリー・レドナップ監督との契約を終了した」と公式発表した。
かつてウェストハムやポーツマス、サウサンプトン、トッテナム・ホットスパーで指揮を執ったことで知られるハリー・レドナップ氏は、2012年末にQPRの監督に就任した。
エア・アジアのCEOであるトニー・フェルナンデス氏の支援の下、大きな補強を行ったチームであったが、成績は奮わず2部へと降格。
その後1年でプレーオフを勝ち抜きプレミアリーグ復帰を果たしたものの、今季もチームは苦戦を続けており、23試合を終えて5勝4分け14敗と再び降格の危機が訪れていた。
ただし、今回の辞任はこの成績が原因ではなく、ハリー・レドナップ前監督がひざの手術を余儀なくされたからであるという。彼は2月3日に辞表を提出し、それが取締役会で承認された形となった。
なお、後任については未定であるが、元イングランド代表FWのレズ・ファーディナンド氏とクリス・ラムジー氏が共同で指揮を執ることになる。
ハリー・レドナップ QPR前監督
「私はQPRで素晴らしい時間を過ごした。取締役会、選手、スタッフ、そして特にサポーターに感謝したい。私はここに到着して以来、彼らから多大なサポートを受けてきた。
悲しいことに、私はすぐにひざの手術を行わなければならず、それが来週の仕事を妨げる。毎日ピッチに行くことはできないことを意味しており、自分の100%をささげることが出来ないのならば、ほかの誰かが手綱を引き継ぐことがいいと思う。
トニー・フェルナンデス氏と私の関係は、自分のキャリアのハイライトの一つだ。クラブの成功を祈っている。今年、プレミアリーグに生き残れると確信しているよ」