5日、『diez.hn』など中米・ホンジュラスの各メディアは『レアル・エスパーニャの会長、マリオ・ベルディアル氏が射殺された』と伝えている。

報道によると警察発表として、5日、自身が所有する養鶏場を訪れていたベルディアル氏とボディーガードの1人、別のタクシー運転手が何者かに射殺されたとのことだ。レアル・エスパーニャの3会長の1人であるベルディアル氏は、4日に行われた元代表MFラモン・ヌニェスの復帰会見に同席したばかり。

1929年創設のレアル・エスパーニャは、オリンピア、モタグア、マラトンとホンジュラス4大クラブを形成し、国内リーグ11回の優勝を誇る強豪。同国の英雄、カルロス・パボンを輩出したことでも知られる。また、昨年末にホンジュラス代表監督を解任されたコスタリカ人エルナン・メドフォード氏が代表監督就任前の2013-14シーズンに指揮を執り、優勝している。

ホンジュラスは世界有数の「殺人発生率の高い国」として名高く、昨年11月にはミス・ホンジュラスの女性姉妹が誘拐、殺害されたことで話題に。サッカー界でも先日、U-20W杯出場を決めたU-20ホンジュラス代表チームの主力だった選手が昨年、強盗に射殺されるなど治安の悪化が懸念されている。

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