16日に行われたFAカップの5回戦、プレストン・ノース・エンド戦を3-1と逆転勝ちしたマンチェスター・ユナイテッド。見事、準々決勝進出を決めている。

3部に相当するリーグ・ワンの相手に先制を許したユナイテッド。しかし、アンデル・エレーラとマルアヌ・フェライニが後半に相次いでゴールをあげ、あっさり逆転に成功。さらには試合終了間際の88分、ウェイン・ルーニーがしっかりとPKを決めタイムアップのホイッスルが鳴った。

5回戦唯一の月曜日開催となったこの試合。これでFAカップのベスト8に進出する全てのチームが決定したわけだが、この試合に先駆けて、すでに準々決勝の抽選会が行われている。その結果、ユナイテッドはベスト8でアーセナルと対戦することとなった。

準々決勝の舞台で因縁の対決が実現したわけだが、優勝を狙うチームにとって強豪との試合は避けては通れないもの。両監督とも、ある程度覚悟くらいはしていただろう。

しかしこの抽選結果を受け、ユナイテッドにとってはちょっとシリアスな問題が発生している。それは、今後のスケジュールである。

対戦が決定したアーセナル戦から2ヵ月弱の対戦相手を見てみよう。

3月7日:アーセナル戦(FAカップ / H)

3月15日:トッテナム戦(プレミアリーグ / H)

3月22日:リヴァプール戦(プレミアリーグ / A)

4月4日:アストン・ヴィラ戦(プレミアリーグ / H)

4月11日:マンチェスター・シティ戦(プレミアリーグ / H)

4月18日:チェルシー戦(プレミアリーグ / A)

4月25日:エヴァートン戦(プレミアリーグ / A)

マンマ・ミーア!

3月7日からの2ヵ月弱で、プレミアリーグの強豪という強豪すべてに当たることになったのだ。

不幸中の幸いと言えるのは、このビッグマッチの多くをホームで戦えることだろうか。しかし、シーズン終盤ということでどのチームも死に物狂いでやってくることは確実で、この頃になると、現在残留争いのポジションにいるヴィラも相当厄介な相手になるに違いない・・・。

今シーズン、UEFAチャンピオンズリーグに出場していないユナイテッド。よって他のライバルチームよりは日程面でやや有利なはずであり、今シーズンこそ4位以内でのフィニッシュが必要不可欠となっている。

しかし、シーズン終盤にタフな相手との試合がこれほど続くとなると、その行方もちょっと怪しい感じになりそう。

ルイス・ファン・ハール体制の下、ここまでまずまずの成績で進んできたユナイテッド、シーズン最大の山場をもうじき迎えようとしている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい