20日、フランスのマルセイユとの契約を今季限りで終了することが報じられ、日本代表の次期監督就任も噂されているアルゼンチン人のマルセロ・ビエルサ氏。

2002年の日韓W杯に向けたアルゼンチン代表チームを率い、予選で圧倒的な強さを見せたことで一気に名を挙げた、59歳の指揮官。

残念ながらW杯本大会ではグループステージ敗退という結果に終わってしまったが、その後もチリ代表(2007-11)、アスレティック・ビルバオ(2011-13)、そしてマルセイユ(2014-)を率い、それぞれの地でチームに新たな風を吹き込んだ。

その彼の気になる指導論、特に結果に至る「プロセス」について語られたこんな動画を紹介したい。

オリジナルの音声に日本語訳を付けてくれたのは、アルゼンチンを代表する名門クラブ、ボカ・ジュニオルスの日本支部でサッカー・スクールなどを運営する「ボカ・ジャパン」のスタッフ、カルロス・A・山本氏。

彼は公開した動画の内容について、このように書いている。

アルゼンチンを代表する指導者であるマルセロ・ビエルサ。

母国で“Loco(変人)”と呼ばれるほど、サッカーに向かう姿勢がストイックで自分自身のフィロソフィーを貫くことで有名な指導者です。

そんなビエルサ監督が「プロセス」について語った素晴らしい動画があるので皆さんと共­有できるよう字幕をつけました。

子供には少し難しい内容となっているので、保護者の方に見てもらえると嬉しいです。

表面的な結果ではなく、長期的な視野で子供たちの今後のサッカー人生に何を残せるのか?

我々ボカ・ジャパンがこの先も修正、改善を繰り返しながら、全力で挑んでいくテーマです。

ボカ・ジュニアーズサッカースクール「La Escuela」
http://www.laescuela.jp/

「全て他人の言葉を利用している」と断った上で、自らの考えを語るビエルサ氏。

『サッカーという大きな影響力のある世界では、結果に見合う努力をした人を評価すべきだと思うのです』

『「近道」は目標に辿り着かせてはくれない』

『花壇を避けずに近道しようとする人は、早くは着きますが、花を踏んでしまいます。花壇を避け、遠回りした人は、その分時間はかかりますが、花をダメにしません』

など、長期的視点に立った上で“結果”に到達することの大切さを説いた彼の言葉。

その確固たる哲学に、ぜひ動画に収録された生の声で触れてもらいたい。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい