8日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節、ラージョを相手にホームで6-1の大勝を収め、翌日アスレティック・ビルバオに敗れたレアル・マドリーを抜き昨年10月以来となる首位に立ったバルセロナ。

最近好調の一人が昨夏、物議を醸しながらも獲得したルイス・スアレスであり、28歳のウルグアイ代表FWは4試合連続の計6ゴールと爆発中。昨年のプレミアリーグ得点王にいよいよエンジンがかかってきたようだ。

その彼が先日のラージョ戦から、こんなスパイクを着用している。

おぞましいというと語弊があるかもしれないが、とにかく強烈なグラフィック!

昨年8月に発表され大きな話題となった、adidasとヨウジヤマモトのコラボによる『アディゼロ f50 Y-3 ドラゴン』に勝るとも劣らないインパクトだ。

このスパイクは近年フットボーラーの多くがタトゥーを入れており、そういった選手の多様な文化をいかにして表現するかというコンセプトからデザインされた、adidasの『アディゼロ f50 タトゥーパック』。

adidas adizero f50 Tattoo Pack

スパイクは最近流行りのアシンメトリーデザイン。

左足は目やバラ、ハートを組み合わせた鮮やかなグラフィックで、集中力や闘争心、勝利への気迫に加え、愛や試合への感謝を表現。

右足は対照的に、スカルをテーマにした禍々しいデザインとなっており、こちらは反乱や征服、パワー、脅威を象徴している。

「誰にでも好かれるのではなく、好き嫌いがはっきり分かれるデザインである」とadidasのスタッフも語っており、それが逆にこのスパイクの魅力だといえるだろう。

Loveと同様、Hateもまた特別な感情であり、adidasが今年から行っている“There Will Be Haters"(憎まれるほど強くなれ)キャンペーンに沿ったプロダクトである。

『アディゼロ f50 タトゥーパック』は世界で1500足の限定モデル。日本ではadidasの公式オンラインショップやサッカーショップKAMOで販売される。

ちなみに、adidasからは同じく限定の「ナイトパック」と、『アディゼロ f50』と『プレデター インスティンクト』の新色が登場。こちらは次ページで。