先日行われたUEFAチャンピオンズリーグベスト16、チェルシー対PSG戦でのあるシーンが話題となっている。

こちらはPSGのMFマルコ・ヴェラッティがイエローカードを受けた際の写真である。

エデン・アザールへのファールによりヴェラッティは警告を受けたのだが、チェルシーの選手たちがその判定をめぐり主審のビョルン・クイペルスの元に駆け寄っている。また、ズラタン・イブラヒモヴィッチが退場した際、チェルシーは実に9人もの選手が主審の元に押し寄せていたようで、その抑圧ぶりがあまりに過激だったという声があがっていたのだ。

チームメイトが傷つけられたという事実は、当然選手を刺激する。しかし、集団となって主審を包囲することは試合運営に影響を及ぼす可能性があり、そういった行為に対してUEFAが規制を設けることになるかもしれないという。

英国『Mail Online』によれば、現在UEFAでは審判を包囲するといった威嚇まがいの行為を規制するレギュレーションがないようだ。しかし、UEFA会長であるミシェル・プラティニにはそういった行為を規制するための新たな方策を導入する意思があるのだという。

UEFAのスポークスマンであるペドロ・ピントは以下のように話している。

ペドロ・ピント(UEFAスポークスマン)

「UEFAの会長は最近、ピッチ上での選手のふるまいについてより関心を示している。

下された判定を選手たちが受け入れ、試合中に審判に対して抑圧をかけたり威嚇したりすることを戦術として使わない環境を我々は求めている。

内部には、特定の取り組みやキャンペーンに対して考える強い関心がある。そしてそれは、もしかすると選手のふるまいに影響を持つレギュレーションかもしれない。

ファンや選手の未来、ゲームのイメージに良くないことだ」

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