先週末、待ちに待った2015シーズンのJリーグが開幕した。

今年は“ロマーリオ2世"アデミウソン(マリノス)“エトー以上"オビナ(松本山雅)元セレソンDFコルテース(新潟)ら助っ人外国人が豪華なことで話題を集めている。J2にもフォルラン、カカウ、ムルジャら国際的プレイヤーに元イングランド代表ジェイ・ボスロイドらが加わり、一部では「J1以上ではないか?」と囁かれるほどだ。

しかし、そのJ2のクラブにほとんど話題になっていないもう1人の“大物"が加入していたのをご存知だっただろうか。

その選手はかつてペレ、ネイマールを輩出したクラブのサポーターから“アンリ"と呼ばれ、ポルトガルでプレーしていた時代には、ジョゼ・モウリーニョを生み出した名門ポルト相手こんなスーパーゴールを決めた男だ。

正真正銘“ゴラッソ"なオーバーヘッドゴールを決めた選手の名前はロドリゴ。今年1月にJ2・FC岐阜へ加入したブラジル人である。

ペレ、ネイマールを生んだ名門サントスなどで活躍

ロドリゴ(Rodrigo Bonifácio da Rocha)は1985年12月4日生まれの現在29歳。

兄はかつて山形や新潟、川崎、水戸でプレーしたマルキーニョで、リオの名門フルミネンセで2003年にデビュー。18歳にしていきなり18試合5ゴールを決めて脚光を浴びたFWだ。

若い頃の彼はやや細身だがガゼルのように身軽な動きと非常に柔らかいタッチを武器に、積極的に動いてパスコースを作り続ける攻撃意識の高いアタッカーであった。左利きながらほぼ両足を同じように扱うことが出来るのも大きな特徴で、1.5列目やサイドに開いてからのチャンスメイクを得意としている。

2006年にはヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ体制のサントスでも活躍。“アンリ"と呼ばれたのはこの時期でその後、2007年に現在TJこと田中順也が在籍するポルトガルの強豪スポルティング・リスボンに買い取られ欧州へ渡ったのであった。

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