4月21日、イタリア・セリエAのカリアリは「新監督としてジャンルカ・フェスタ氏を招へいすることを決定した」と公式発表した。

昨日ズデネク・ゼーマン氏が今季2度目の辞任を発表し、指揮官が不在の状況となったカリアリ。セリエA19位に沈み降格が目の前に迫っている中で、すぐに新監督との契約に成功した。

ジャンルカ・フェスタ氏は1969年生まれの46歳。選手時代はカリアリ、インテル、ローマなどイタリアのクラブの他、ミドルズブラ、ポーツマスと言ったイングランドでのプレー経験もあるディフェンダーであった。

引退後は2010年にカリアリのアシスタントに就任し、2012-13シーズンはルメッツァーネで初めて監督としてプロチームを率いている。

一方で実業家としての顔も持っており、かつて湘南ベルマーレなどにユニフォームを提供したスポーツウェアブランドA-lineの創業者の一人でもある。

また、そのアシスタントにはかつてカリアリでプレーしたホンジュラス代表FWダビド・スアソが就任することが決定している。

かつてはカリアリを含めてインテル、ベンフィカ、ジェノアでプレーし「怪人」と恐れられたストライカーであったが、慢性的な負傷もあって33歳で現役を引退した。

2013年5月にはカリアリのオブザーバーに就任し、2014年にもアドバイザーとしてコーチングスタッフに加わっていた。正式な指導者としては今回が初めてとなる。

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