クリスティアン・トンチェフ
「(ジブラルタルの領有権を主張しているスペインとは対立がある。スペイン人への感情に敵意はあるか?)
大部分の人々はそれを受け入れている。彼らは共に生きているので、政治的な問題には踏み込まないことを選択している。だから、密接な共存が出来る。
ただ、過去に生きている老人達は、そのような歴史に影響されやすいようだね。
(アルゼンチンと英国の間にあるフォークランドの領有権を巡る争いと似ている?)
スペインの民にとっては、何らかの類似性があると思えるかもしれない。しかし、僕の見解では、ジブラルタルとスペインの対立には他の要因があると思う。
スペインは戦略的な理由でジブラルタルの領有権を主張している。海峡の行き来をコントロールできなくなったから、セウタとメリリャを加えたんだ。
(サッカーの話に戻りましょう。ジブラルタルにはどれくらい居てくれる?)
短期的な予測では、神が許し、致命的なケガを負うまでは、選手として成長できると思う。それをここでやれるのか、他のリーグでやるのかは分からない。
長期的な観点で言えば、とにかくサッカーに関わっていたい。監督として、あるいは他の役割としてね。
(最後に。サッカーとはあなたにとって何ですか?)
家族、友人と同じく、神が僕に与えてくれたものだ。サッカーは何より大切なものだ。
僕には人生の夢があり、そのために多くの犠牲を払ってきた。毎回の練習、毎回の試合で多くの幻想的なものに出会っているんだ」
ボカからスペイン、そしてジブラルタルへ…流浪のFWが語る新天地
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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