ボカからスペイン、そしてジブラルタルへ…流浪のFWが語る新天地

クリスティアン・トンチェフ

「（ヨーロッパリーグへの初出場は？）

素晴らしい感覚だった。カレッジの選手達は誰もこのような試合に参加できると思っていなかったからね。

我々は地に足を付けて試合の準備をした。自分たちはどこから来たのか、どれだけのチャンスがあるのかということは分かっていた。それを前提として、心ゆくまで楽しんだよ。

（今カレッジは2位だ。リンカーンFCが首位にいる。その違いは予算？）

リンカーンFCが再びリーグを制覇することはまず間違いないだろう。違いは、彼らの方はユースのカテゴリからずっと一緒にプレーしている選手達で構成されているという点だ。それは他のクラブとの大きな違いとなる。経済的な貢献もまたリンカーンFCの助けとなる。

我々は、コーチから選手に至るまで、多くの紆余曲折がある建設途中のチームなんだ。

（ジブラルタルでの生活は？）

一週間の生活はといえば、月曜日から金曜日までは働くことだ。仕事を終えたら家に戻る。そして妻と娘との時間を楽しむ。午後には練習を行い、週末には試合をする。

（ジブラルタルの社会に馴染むのは難しかった？）

いいや。僕がここに来た日から誰もが良くしてくれている。それは僕、そして家族の適応をとても簡単にしてくれたよ」