5. 大会に影響は?54年ぶりに火山が大噴火

4月22日、チリ南部に位置するカルブコ山が54年ぶりに大噴火を起こした。

アンデス山脈を構成するカルブコ山は標高2015mの成層火山で、チリにある火山の中で3番目に危険な火山として知られている。

これまでにも大型の噴火を繰り返しており、22日の噴火では噴煙が一時およそ上空15kmほどにまで達し、辺住民約4400人に避難勧告が出された。

カルブコ山は開催都市であるテムコから南に約300km、コンセプシオンから南に約500km進んだ地点にある。そのため開催都市に直接的な被害が出ることは考えにくいが、火山の噴火により飛行機の航路に多少の影響が出ることはありうる話だ。

実際、2009-10シーズンのCL準決勝では1stレグの直前にアイスランドで火山が噴火し、ヨーロッパの航空網が麻痺。バルセロナは決戦の地ミラノまで10時間半のバス移動を強いられ、選手のコンディションに影響を及ぼした。

今月1日は3度目となる噴火が発生したというカルブコ山。今後の動向にも注目が集まりそうだ。

6. コパ・アメリカは来年も開催される

1975年大会以降、コパ・アメリカはワールドカップの翌年に開催されている。4年に一度開催される選手権なのだが、実は来年も開催される。

2016年はコパ・アメリカ創設100周年にあたる。そのため、100周年記念大会が開催されるのだ。

大会名は「コパ・アメリカ・センテナリオ」。センテナリオ(Centenario)とはスペイン語で「100周年」を意味する。

コパ・アメリカ・センテナリオでは、アメリカ大陸の王者を決めることになる。出場国数は16。CONMEBOL加盟10ヵ国に加え、北中米カリブ海地域の6ヵ国が雌雄を決する。

すでにFIFAカレンダーにも掲載されており、これにより代表チームは大会期間中にクラブチームに所属する選手を拘束することができるようになった。

ちなみに、2017年にはロシアでコンフェデレーションズカップが開催されるが、この大会に南米王者として出場するのはコパ・アメリカ2015を制したチームであり、2016年大会はあくまで記念大会という位置付けだ。

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