23日、スコットランド・プレミアシップへの昇格をかけたプレーオフの準決勝が行われ、レンジャーズがハイバーニアンに後半アディショナルタイムのゴールにより0-1で敗れたものの、1勝1敗のトータルスコア2-1で決勝進出を決めた。

スコットランド1部で54回の優勝を誇る名門は、2012年に巨額の負債を抱えてクラブが破産。4部に当たるリーグ2から出直し、順当に昇格を続け2014年には2部へ昇格した。

ところが先日お伝えしたように、ハーツ、ハイバーニアンという首都エディンバラの強豪2チームがなんと同じタイミングで2部のチャンピオンシップへ降格。結果、2014-15シーズンのチャンピオンシップはハーツが圧倒的な強さで優勝して自動昇格を決め、2位にハイバーニアン、レンジャーズは3位という結果に終わった。

スコットランドの場合、2部の2位から4位、そして1部11位の計4クラブによるプレーオフで来季プレミアの舞台に立つための最後の椅子を争うことになる。また、2部3位のレンジャーズが昇格するためには、同4位のクイーン・オブ・ザ・サウス、同2位のハイバーニアン、そして1部11位のマザーウェルを相手に3連勝することが必要。しかも、シーズン中の対戦ではクイーン・オブ・ザ・サウスに1勝1分2敗、ハイバーニアンには1勝3敗といずれも負け越しており、今季の1部復帰は厳しいのではないかという声が強かった。

しかし、ホーム&アウェイ方式のプレーオフ、レンジャーズは準々決勝でクイーン・オブ・ザ・サウスを1勝1分で退けると、前述の通りハイバーニアンにも得失点差で勝利。見事マザーウェルが待つ決勝へと駒を進めている。動画はホームに41,236人の観客が詰めかけ、ニッキー・クラークとケニー・ミラーのゴールで快勝したヒブス戦1stレグのハイライト。

宿敵セルティックが先日4連覇を達成したプレミアへの復帰に「あと一つ」というところまで来たレンジャーズ。

昇格と残留をかけた運命のプレーオフ決勝は、28日にレンジャーズのアイブロックスで1stレグ、31日にマザーウェルのファー・パークで2ndレグが行われる。

【厳選Qoly】U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら