5月27日、『Football365』は「フランス・リーグアンのボルドーが最終節で使用した新スタジアムに亀裂などが発生し問題になっている」と報じた。

当該の施設はEURO2016に向けて新設されたヌヴォー・スタッド・ドゥ・ボルドー。5月23日にオープンされ、モンペリエとのリーグアン最終節でお披露目された。


アリアンツ・アレーナや北京五輪メインスタジアムを手掛けたジャック・ヘルツォーク、ピエール・ドゥ・ムロンの設計によって作られた4万2115人収容の球技専用競技場である。

ところが、オープニングマッチでは問題が立て続けに発生した。

応援に駆け付けたサポーターグループは「ジャンプをしていると客席が恐ろしいくらいに歪む」と取材に答えており、動きを控える必要を感じていると告白。

またゴールが決まった際にファンがピッチ付近に殺到し、その時に安全柵が壊れて数人が軽傷を負っていた。

さらにサポーターグループの声明では座席が非常に壊れやすく、上に立つことが出来ず、暴徒が容易に破壊して投げることが出来ると指摘。2年前から訴えていた問題が改善されていないと通告している。

しかも階段などに既にクラック(亀裂)が入っていることが報告されており、各方面から競技場の安全性に疑問が呈されている。

一方、スタジアムの運営会社は「会場は金属のスタジアムであり、ジャンプをすれば揺れるのが通常である」と脆弱性の存在を否定。

座席はウェンブリーやエミレーツ・スタジアムに関わった有名なイギリスの会社によって作られており、亀裂は単に表面的なもので問題はないと発表している。

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