21日、U-21欧州選手権のグループB第2節スウェーデン対イングランド戦、イタリア対ポルトガル戦の2試合が行われた。

リオ五輪のヨーロッパ最終予選も兼ねているこの大会。

出場8ヵ国のうちグループステージを勝ち抜いた計4チームに出場権が与えられるが、イングランドはIOC(国際オリンピック委員会)に承認されておらず、次回大会ではサッカ―競技でイギリス代表が組織されないことになったため出場資格がない。

それでも、ここ最近ユース年代の国際大会で全く結果の出ないイングランドにとってはそのポテンシャルをアピールする最大のチャンス。第1節をポルトガル相手に0-1と敗れていたため、このスウェーデン戦は絶対に負けられない戦いであった。

ハリー・ケインなどプレミアリーグでもおなじみの選手を先発に起用したイングランドだったが、試合は0-0で進む。仮に0-0で終了していればグループステージ敗退の危機であったが、試合終了間際にドラマは待っていた。

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85分、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2014-15シーズンはダービー・カウンティにローン移籍していたMFジェシー・リンガードがこのボレー!

アレックス・プリチャードとの交代で、この日は55分からピッチに登場したリンガード。コーナーキックのこぼれ球を豪快に叩き込みチームに勝ち点3をもたらした。

この直後に行われたポルトガル対イタリア戦はスコアレスドロー。その結果、第2節終了時点でのスタンディングはこうなった。

イングランドが暫定2位!勝ち抜けはまだ決まっていないが、チームを救ったゴールであったと言えるだろう。

なお、仮にイングランドがグループステージを勝ち抜いた際には、各組3位チームによるプレーオフが行われ勝利したチームにリオ五輪への出場資格が与えられる。

【外部リンク】UEFA.tv Highlights: Lingard stunner sinks Sweden

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