6月23日、『FourFourTwo』は「オーストラリア・Aリーグのブリスベン・ロアは、今月分の給与を支払えない状況にある」と報じた。

先月深刻な経営危機に陥っていることが報じられたブリスベン・ロア。

2013-14シーズンの損失は225万ドル(およそ2億1000万円)にのぼっていると考えられており、マネージング・ディレクターのショーン・ドブソン、フットボール・ディレクターのケン・ステッド氏などが相次いで退任。チームの株式を所有しているバクリー・グループ(インドネシア)も海外で支援を求めている状況にあるという。

記事によれば、ブリスベン・ロアは6月15日が期限になっていた選手、スタッフへの給与をまだ支払うことが出来ていないとのこと。

さらに選手、スタッフに送られた手紙の中で「バクリー・グループが約束していた350万ドル(およそ3億3000万円)の投資が滞っている」と表明されており、オーストラリアサッカー連盟との間で話し合いを行っていることも宣言している。

ブリスベンは既に来季の監督としてジョン・アロイージ氏を招へいしているが、もしこのままオーナーグループのライセンスが剥奪されれば、最悪の場合は来季のAリーグに参戦できない可能性もある。

オーストラリアサッカー連盟は5月の段階でブリスベンの経営権取得を否定しており、クラブはかなりの危機的状況に陥っていることが推測される。

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