ドラマチックな幕切れで、女子ワールドカップ決勝への切符を見事掴み取ったなでしこジャパン。
悲願の連覇まで、あともう一歩だ。
MATCH REPORT
#JPN edged brave #ENG to set up #USA rematch.
@jfa_nadeshiko @England http://t.co/7uJOD8YEGK pic.twitter.com/UpRCLklqRx
— FIFA Women'sWorldCup (@FIFAWWC) 2015, 7月 2
1日に行われたイングランドとの準決勝、日本は試合終了間際のオウンゴールにより勝ちを拾った。これにより、2大会連続でアメリカと決勝で相見えることが決まった。
女子ワールドカップの歴史上、連覇を成し遂げたのはドイツの一例のみ。1991年に初回大会を迎えるなどまだ歴史は浅いが、なでしこの選手たちは偉大な記録を樹立するチャンスを手にしている。
さて、そんななでしこジャパンだが、今大会の決勝までの道のりは決して平坦なものではなかった。
勝ち上がりを詳しく見てみよう。
そう、ご覧の通りなでしこジャパンはグループステージ第1節から準決勝までの6試合全てを1点差勝利でモノにしているのだ。
6連勝ということはあっても、6戦全てを1点差で勝利するという勝ち上がりはなかなか見ないものである。アルガルヴェカップで9位に沈むなど不安の声が高まっていた日本だったが、その勝負強さは健在だった。
この事実については試合後にFIFAの大会公式Twitterも触れている。決勝戦の中継を担当する世界中のTV局も、きっとこの事実を伝えるはずだ。
THEY ONLY NEED ONE
#JPN have won their last 6 #FIFAWWC matches by a single-goal margin. Will it be enough on Sunday? pic.twitter.com/asCKaKKJU6
— FIFA Women'sWorldCup (@FIFAWWC) 2015, 7月 2
では、主な国際トーナメントにおいて、なでしこジャパンのように全て1点差で決勝にまで辿り着いた勝負強いチームはこれまでの歴史上存在したのだろうか?
実際に調べてみることにした。
対象となるのはサッカー競技における2大トーナメント、ワールドカップとオリンピックである。これら2大コンペティションの中から、「全て1点差で決勝にまで進んだチーム」があるのかを探る。
もちろん、女子の大会は歴史が浅いため、男子の大会も調べている。しかし、ワールドカップやオリンピックでは各年度により出場チーム数やレギュレーションが異なっており、決勝トーナメントではなく決勝リーグを採用しているシーズンなどは除外している。
果たして結果はどうなのだろうか?調査の結果、おもしろい事実が判明した。