7月2日、『SBS』など各メディアは「経営危機に陥っているブリスベン・ロアは、胸スポンサーを務めていたザ・コーヒー・クラブとの契約も切れることになった」と報じた。
ザ・コーヒー・クラブは1989年にブリスベンに設立されたカフェチェーン店であり、現在ではレストランやアイスクリームにも事業を広げ、タイや中国など国外も含めて300以上の店舗を構えている企業である。
地元ブリスベン・ロアとは8年前からスポンサー契約を結んでおり、ユニフォームの胸にもロゴが描かれていた。契約金は年間65万ドルであったと言われている。
ところが、声明によればこの長期のパートナーシップは今夏で終了することになったという。両者の発表では「ビジネスとして新たなページをめくることになった」と説明されている。
しかしブリスベン・ロアは以前から報じられた通り6月15日に支払われる予定であった選手、スタッフへの給与がまだ一部滞っており、クラブのオーナーであるバクリー・グループが約束していた350万ドルの資本増強も行われていない。
オーストラリアサッカー連盟は現在クラブの状況を注視しており、7月15日までに全ての給与が支払われない限り何らかの手が打たれることになる。