7月7日、リーガ・エスパニョーラのセビージャFCは「ACミランからフランス代表DFアディル・ラミを獲得した」と公式発表した。
合意していたことは以前から伝えられていたものの、細かい条件についての交渉が続いており、数日の時間を要したようだ。
最終的には移籍金は350万ユーロ(およそ4億7000万円)程度に収まったと考えられており、大まかにいえばほぼミランがバレンシアから購入した額と同じくらいとなった。
アディル・ラミは1985年生まれの29歳。フレジュス・サン=ラファエルの下部組織出身でユース時代には無名であったが、2007年に加入したリールで成長し、フランス代表にも選出されるセンターバックとなった。
2011年にはスペインのバレンシアに移籍し、昨年1月にACミランと契約。ただ常にレギュラーという状況にはならず、今夏イタリアを離れる可能性が高いと言われていた。
7月1日の段階でセビージャへの移籍に合意したと報じられており、今回それが正式に決定した形となる。
また、同時にセビージャは「ヘタフェから元スペインU-21DFセルヒオ・エスクデロを獲得した」とも公式発表した。契約期間は4年。こちらも移籍金は非公表であり、メディアでも推測の数字が出ていない。
昨季26試合に出場した左サイドバックのセルヒオ・エスクデロは、PSGが獲得に動いているフランス代表DFブノワ・トレムリナスの退団に備えたものではないかと推測されている。